📋 この記事の目次
タイでコンドミニアムを買うとき、多くの日本人がまず気にするのが「現地でローンは組めるのか」です。結論から言うと、外国人が現地のタイバーツ建てローンを組むのは原則ハードルが高く、現金購入か日本側での資金調達が主流です。 2026年7月時点の実情を整理します。
外国人はタイでコンドローンを組めるのか?
Photo by ASTRONAUD23 ㅤ on Unsplash
原則として、タイの銀行は非居住の外国人へのコンドミニアム融資に消極的です。 タイ国籍者や就労ビザ・長期滞在の実績がある居住外国人と比べ、日本に住んだまま購入する非居住者が現地ローンを引くのは容易ではありません。
背景には、担保となる不動産がタイ国内にある一方で、借り手の収入・信用情報が国外にあり、審査・回収がしにくいという事情があります。そのため、外国人向けの住宅ローン商品自体が限られ、あっても条件が厳しくなりがちです。「日本の住宅ローンのように誰でも申し込める」という前提は、いったん外して考えるのが現実的です。
使える銀行やプログラムはあるのか?
Photo by Ragnar Vorel on Unsplash
一部の銀行・プログラムでは、外国人向けのコンドミニアム融資を扱う場合があります。 代表的なのは、シンガポール系のUOB(ユナイテッド・オーバーシーズ銀行)や中国系のICBC(中国工商銀行)などが、条件付きで外国人向けローンを提供してきた例です。ただし、対象物件・国籍・購入者の属性によって可否が変わり、時期によって商品の有無も変動します。
また、就労ビザを持ちタイに居住している外国人であれば、勤務先や収入証明をもとに現地の主要銀行で融資が受けられるケースもあります。いずれにせよ「自分のケースで借りられるか」は、購入を具体化する段階で複数の銀行に直接照会するのが確実です。デベロッパーが提携ローンを案内する場合もあるため、物件の販売担当に確認するのも有効です。
ローンの条件はどれくらい厳しい?
Photo by Markus Winkler on Unsplash
外国人向けローンは、タイ国籍者より頭金が多く・金利が高く・返済期間が短くなる傾向があります。 一般的な目安として、融資割合(LTV)は物件価格の50〜70%程度にとどまり、残りは自己資金が必要とされることが多いです。金利もタイ国籍者向けより高めに設定される傾向があります。
以下は外国人向け融資で条件になりやすい項目の一例です。実際の基準は銀行・時期で変わるため、必ず最新条件を確認してください。
| 項目 | 外国人に多い傾向 |
|---|---|
| 融資割合(LTV) | 物件価格の50〜70%程度(頭金30〜50%が必要) |
| 金利 | タイ国籍者向けより高めになりやすい |
| 返済期間 | 短めに設定されやすい |
| 求められる書類 | 収入証明・就労ビザ・銀行取引履歴など |
なお、外国人がコンドを買う際は購入代金を国外から外貨で送金し、FET(外貨送金証明書)を取得する必要があります。ローンを使う場合でもこの送金要件は関わるため、資金の流れを事前に整理しておきましょう。送金とFETの詳細はタイ不動産の海外送金とFET、購入全体の流れはタイ不動産の購入の流れで解説しています。
ローンが難しい場合の資金調達は?
Photo by Nopparuj Lamaikul on Unsplash
現地ローンが難しい場合、選択肢は「現金購入」または「日本側での資金調達」になります。 実際、日本人のタイ不動産購入は現金一括が多数派です。日本の金融機関で自宅を担保にした借入や、手元資金を活用して購入資金を用意し、外貨で送金する形が一般的です。
現金購入には、金利負担がなく審査も不要というメリットがある一方、資金が不動産に固定されるため、手元流動性とのバランスを考える必要があります。購入時には本体価格に加えて移転登記料や各種費用もかかるため、諸費用まで含めた総額で資金計画を立てましょう。購入時の税金・費用の全体像はタイ不動産の税金と費用、購入前の銀行口座開設はタイの銀行口座開設も参考になります。金利や為替の最新動向はタイ中央銀行(BOT)などで確認できます。
よくある質問
Photo by Waranont (Joe) on Unsplash
Q. 外国人はタイでコンドローンを組める? A. 原則ハードルは高く、非居住の外国人が現地THBローンを引くのは容易ではありません。一部の銀行・プログラムで条件付き可の場合がありますが、現金購入か日本側での資金調達が主流です。
Q. タイ在住でないとローンは無理? A. 就労ビザで居住し収入証明がある外国人の方が融資は受けやすい傾向です。非居住者でもUOB・ICBC等の外国人向けプログラムで可能な場合がありますが、条件・可否は時期と属性で変わります。
Q. ローンが難しい場合の資金調達は? A. 現金一括購入か、日本の金融機関での借入(自宅担保等)で資金を用意し外貨送金する形が一般的です。購入は諸費用込みの総額で資金計画を立てましょう。
タイ不動産ローンのポイント
Photo by Sua Truong on Unsplash
- 外国人、特に非居住者が現地のTHB建てローンを組むのは原則ハードルが高いのが実情です。
- UOB・ICBC等が条件付きで外国人向け融資を扱う例はありますが、可否は物件・属性・時期で変わります。
- 外国人向けは頭金が多め(LTV50〜70%目安)・金利高め・返済期間短めになりやすい傾向です。
- ローンを使う場合も、購入代金の外貨送金とFET取得の要件は関わります。
- 現実には現金購入か日本側での資金調達が主流。諸費用込みの総額で資金計画を立てましょう。
購入時の費用全体は、あわせて『タイ不動産の税金と費用』もご覧ください。
AsiaPropでバンコクの物件を検索する → https://asiaprop.net/properties