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タイのビザの種類を日本人向けに徹底解説

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タイのビザの種類を日本人向けに徹底解説

日本人が取得できるタイのビザの種類を目的別に徹底解説。観光のTR・METVから、長期滞在のLTRビザ、タイランドプリビレッジ(旧エリートビザ)まで、滞在期間・費用・向いている人を具体的な数字で比較します。

AsiaProp編集部·
タイのビザの種類を日本人向けに徹底解説

Photo by Hiep Nguyen on Unsplash

タイへの移住や長期滞在を考えるとき、最初に整理しておきたいのがタイのビザの種類です。結論から言うと、短期なら観光ビザ(TR・METV)、数年単位の滞在なら目的に応じたノービザや就労・リタイアメントビザ、そして資産や所得に余裕があるならLTRビザかタイランドプリビレッジが有力な選択肢になります。目的と予算によって最適解が変わるため、本記事で全体像を整理します。

滞在期間・費用・向いている人を軸に、日本人が現実的に検討できる主要なビザを比較していきます。なお制度や金額は変更されることがあるため、最終的には公的機関での確認をおすすめします。

観光・短期滞在向けのタイのビザの種類

観光・短期滞在向けのタイのビザの種類

Photo by Noppon Meenuch on Unsplash

まず押さえたいのが短期滞在系です。日本人はビザなしでも入国でき、観光目的の滞在が一定期間認められています(滞在可能日数は変更されることがあるため、渡航前に在タイ日本国大使館などで確認してください)。

それより長く滞在したい場合は、シングルの観光ビザ(TRビザ)で60日程度、現地のイミグレーションでの延長で30日程度の追加が一般的です。さらに、6ヶ月間に何度も出入国しながら1回あたり最大60日滞在できるマルチプル観光ビザ(METV)もあります。下見やお試し移住など、まだ腰を据えるか決めていない段階に向いています。

ただし、観光系のビザはあくまで観光目的が前提で、就労はできません。また、ビザなし入国を繰り返す「ビザラン」は入国審査が年々厳しくなっており、長期滞在の手段としては安定しません。数ヶ月の滞在で物件やエリアの感触を確かめ、本格的に住むと決めたら次に紹介する長期ビザへ切り替える、という段階的な進め方が現実的です。お試し滞在に向く住まいの選び方は、賃貸の契約条件とあわせて検討するとよいでしょう。

長期滞在・移住向けのビザ

長期滞在・移住向けのビザ

Photo by Markus Winkler on Unsplash

数年単位で腰を据えるなら、目的別のロングステイ系ビザが中心になります。代表的なリタイアメントビザでは、目安として80万バーツ(約320万円)程度の預金残高、または月6万5,000バーツ程度の年金収入の証明が求められるのが一般的で、滞在中もこの条件を維持する必要があります。金額や運用は改定されることがあるため、申請前に最新の要件を確認しましょう。

50歳以上であればリタイアメントビザ(ノンイミグラントO-A/O-X)が代表的で、一定額の預金残高または月々の年金収入の証明が求められるのが一般的です。タイ人と結婚している場合は結婚ビザ、現地企業に就労する場合はノンイミグラントBと労働許可証(ワークパーミット)の組み合わせになります。いずれも年1回の更新や90日ごとの居住地報告などの手続きが必要で、条件を満たし続けることが前提です。物件購入と移住をあわせて考える方は、外国人の不動産所有ルールもあわせて確認しておくと安心です。

ここで読者が次に気になるのが、「入国後の手続きはどれくらい面倒なのか」という点でしょう。長期滞在ビザでは、90日ごとに現在の居住地をイミグレーションへ届け出る「90日レポート」が必要で、オンラインや郵送でも対応できます。また、住居の貸主や管理会社が滞在者の居住を届け出る「TM30」という制度もあり、賃貸契約時に大家側へ依頼しておくとスムーズです。一時帰国などでタイを出る予定があるなら、再入国許可(リエントリーパーミット)を取得しないとビザが失効する点にも注意が必要です。こうした実務は慣れれば難しくありませんが、最初は不動産エージェントや専門家に相談すると安心です。

LTRビザ|10年の長期滞在ビザ

LTRビザ|10年の長期滞在ビザ

Photo by tommao wang on Unsplash

近年注目度が高いのがLTR(Long-Term Resident)ビザです。富裕層、富裕退職者、タイからのリモートワーク専門家、高度技能専門職の4カテゴリー向けに用意された、更新可能な10年(5年+5年)の長期滞在ビザです。

特徴は、90日ごとの報告が年1回で済むなど手続きが簡素な点と、5万米ドル以上の医療保険・社会保障・10万米ドル以上の預金のいずれかで健康保険要件を満たせる点です。申請はBOIのオンラインポータル(ltr.boi.go.th)から行い、書類確認後におおむね2〜3ヶ月で承認に至るケースが多いとされています。所得や資産の要件を満たせる層にとっては、長期滞在の安定性が高い選択肢です。LTRビザでの移住とあわせて物件購入を検討する方も多く、AsiaPropの掲載物件ではスクンビット周辺の1ベッドルームが500万〜1,200万バーツ(約2,000万〜4,800万円)が中心帯となっています。

タイランドプリビレッジ(旧タイランドエリート)の費用

タイランドプリビレッジ(旧タイランドエリート)の費用

Photo by Bartek on Unsplash

所得要件を満たすのが難しくても、まとまった費用を一括で支払える人に向くのがタイランドプリビレッジ(旧タイランドエリートビザ)です。会員権を購入する形で長期滞在資格を得られる制度で、料金は会員ランクによって異なります。

2026年時点では、ゴールドが90万バーツ(5年)、プラチナが150万バーツ(10年)、ダイヤモンドが250万バーツ(最長15年)といった一回払いの設定が中心で、年会費は不要とされています。さらに上位には招待制のリザーブ(500万バーツ・20年以上)もあります。空港での出迎えなど付帯サービスも含まれます。所得証明が不要で手続きの自由度が高い一方、初期費用は高額です。最新の料金・特典は公式情報で確認してください。

LTRとタイランドプリビレッジはどちらも長期滞在向けですが、性格は異なります。LTRは所得・資産の要件を満たせば税制や就労の面でメリットが大きく、いわば「条件をクリアして得る」ビザです。一方タイランドプリビレッジは、要件のハードルを費用で置き換える「会員権を買って得る」ビザと言えます。所得証明が用意しやすいならLTR、まとまった資金はあるが所得要件の証明が難しいならプリビレッジ、と整理すると選びやすくなります。

まとめ|目的と予算でビザを選ぶ

まとめ|目的と予算でビザを選ぶ

Photo by Hiep Nguyen on Unsplash

タイのビザは「どれくらいの期間」「どんな目的で」「どれだけ費用や所得を用意できるか」で選ぶのが基本です。お試し段階なら観光系、就労やリタイアなら目的別ビザ、安定した長期滞在を求めるならLTRかタイランドプリビレッジ、と整理すると判断しやすくなります。条件や金額は改定されるため、申請前にBOIや大使館などの公的情報で最新の内容を確認しましょう。

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