バンコクのコンドミニアムをできるだけリーズナブルに手に入れながら、生活環境の良さも妥協したくない——そんな方にエカマイは有力な選択肢です。BTSスクンビット線のエカマイ駅(E7)は、高級タウン「トンロー」の隣駅でありながら、コンドミニアムの平均価格はトンローの約43%水準に抑えられています。ファミリー層・コスパ重視の投資家の両方から注目が集まるエリアです。
この記事では、AsiaPropの掲載データをもとにエカマイの不動産相場をプロンポン・トンローと比較しながら、ファミリーに選ばれる理由をご紹介します。
エカマイの立地とBTSアクセス
BTSエカマイ駅(E7)は、スクンビット線でアソーク(E4)から5駅目にあたる駅です。アソークのビジネス街まで約10分、渋滞のないBTSでアクセスできます。
エカマイ周辺の住宅地は、BTSエカマイ駅を中心に幹線(Sukhumvit Soi 63)沿いとそこから伸びるソイ(路地)に物件が点在する構造です。エカマイ1〜16番のソイにはファミリー向けの低中層コンドや戸建が多く、地元住民と在住外国人が混在するバランスのよい住環境となっています。
となりのトンロー(E6)とはひとつの駅を挟むだけで、徒歩や自転車でも移動できる距離感です。トンローの人気カフェ・レストランをエカマイから気軽に利用している在住者も多く、「トンローの生活圏をもう少し安く享受できるエリア」という評価を受けています。トンロー自体のエリア詳細や物件相場はトンロー不動産ガイドで確認できます。
AsiaProp掲載データで見るエカマイの不動産相場
AsiaPropの掲載物件データでは、エカマイエリアの物件が7件(コンド6件・戸建1件)掲載されています(集計日:2026年6月10日)。
- 掲載物件数: 7件(コンド6件・戸建1件)
- 価格帯: 389万バーツ〜3,990万バーツ
- 平均価格: 約1,189万バーツ(円換算目安:約5,113万円)
コンドミニアムに絞ると、AsiaPropのBTS沿線データによれば平均価格は約722万バーツ(最低389万バーツ〜最高1,450万バーツ)と、スクンビット線でも購入しやすい価格帯です。
築年については、AsiaPropの掲載エカマイ物件のうち4件で判明しており、2007年以降(耐震基準対応世代)が3件(75%)、2020年以降の築浅物件が1件(25%)です。最古は1981年竣工・最新は2024年竣工で、築年の幅が広いため、内見の際は必ず竣工年を個別確認することをおすすめします。
参考として、AsiaPropの掲載物件全体で築年が判明している169件のうち91%(154件)が2007年以降の竣工です。物件を探す際には竣工年を確認し、耐震基準対応世代の物件を選ぶことが安心です。
なお、バンコクの住宅価格指数(FRED/BIS統計)は2010年を100として長期的に右肩上がりで推移しており、AsiaPropの物件ページでもグラフを確認できます。中長期的な資産価値の観点からも、BTS駅近のエリアは底堅い傾向があります。
プロンポン・トンローとの価格比較
スクンビット線の隣接3駅(プロンポン・トンロー・エカマイ)をコンドミニアム価格で比較すると、エカマイのコスパが際立ちます(AsiaPropコンド掲載平均価格)。
| エリア | BTS駅 | コンド平均価格 | 最低価格 |
|---|---|---|---|
| プロンポン(Phrom Phong) | E5 | 約2,437万バーツ | 約490万バーツ |
| トンロー(Thong Lo) | E6 | 約1,676万バーツ | 約460万バーツ |
| エカマイ(Ekkamai) | E7 | 約722万バーツ | 約389万バーツ |
エカマイのコンド平均はプロンポンの約30%、トンローの約43%という水準です。ひとつの駅を移動するだけでこれほど価格帯が変わるのが、スクンビット線の特徴です。プロンポンのエリア詳細はプロンポン不動産ガイドでまとめています。
「プロンポンやトンローの生活圏に住みたいが、購入・賃借コストは抑えたい」という方にとって、エカマイは合理的な選択です。賃貸物件でも、エカマイ周辺の1BR賃料は月20,000〜40,000バーツ(約90,000〜180,000円)程度が多く、スクンビット中心部と比べて2〜3割程度安い水準です。
投資目的の場合も、購入単価が低い分だけ利回りを確保しやすいという利点があります。バンコク全体の平均グロス利回りは6.05%(JLL、2025年)ですが、エカマイのような購入価格の低いエリアでは7〜8%台の利回りを実現している事例もあります。バンコクのコンドミニアム投資の基礎はバンコクコンド投資ガイドでまとめています。
ファミリー層に選ばれる理由:生活施設・学校・環境
エカマイが特にファミリー層に人気な理由は、生活施設と教育環境のバランスのよさにあります。
インターナショナルスクールへのアクセス BTSでアソーク・プロンポン方面へ数分のため、スクンビットエリアに集中する日本人学校(バンコク日本人学校・BSJ)や各種インターナショナルスクール(ISB・NIST・Bangkok Patana等)への通学送迎が現実的です。学費はISBで110〜130万バーツ/年、Bangkok Patanaで70〜90万バーツ/年程度が目安です。
スーパー・ショッピング
- Gateway Ekamai(BTSエカマイ直結):ショッピングモール。韓国系テナントが多くアジア食材も豊富
- Tops Market / Villa Market(ソイ内各所):日常の食料品調達に便利
- Gourmet Market(周辺の商業施設内):輸入食品・日本食材も充実
日本食については、フジスーパー(スクンビット・ソイ33など)がBTSで数駅の距離にあります。
飲食店・カフェ トンローのカフェ文化がエカマイにも波及しており、Sukhumvit Soi 63沿いにはローカルレストランから人気カフェまで幅広い選択肢が揃っています。週末には地元のナイトマーケットが立つこともあり、生活を楽しむ場所には困りません。日本食レストランも複数立地しており、日本人移住者が日常的に利用できる環境です。
公園・緑地 BTSエカマイ駅周辺からベンチャキティ公園(BTSアソーク)まで電車で2駅、ルンピニー公園(BTSサラデーン)まで7駅前後です。エカマイ内のソイにも小規模な公園や緑道が点在しており、ペットの散歩や子どもの外遊びができる環境が整っています。
エカマイ東バスターミナルとリゾートへのアクセス
「エカマイ(Ekkamai)」は、バンコク市内の住宅エリアとしての顔とは別に、「東バスターミナル(Eastern Bus Terminal)」の通称としても広く知られています。パタヤ・チョンブリ・ラヨーン方面への長距離バスの発着点で、ビーチリゾートへのアクセスが非常に便利です。
パタヤまで約2〜2.5時間のバス移動となり、週末に手軽に海辺でリフレッシュできるロケーションは、バンコク生活を充実させる要素のひとつです。投資目的で物件を保有しつつ自己利用もしたい方には、この利便性は魅力的なポイントになります。
まとめ:エカマイはコスパと生活環境を両立できるエリア
エカマイは「プロンポンやトンローほど予算が出せないが、スクンビット線沿いの生活環境は確保したい」というファミリー・投資家双方にとって有力な選択肢です。
コンドミニアムの購入価格帯はプロンポンの約30%水準(平均722万バーツ)と手の届きやすい価格帯で、BTSを使えばビジネス街まで10分以内のアクセスが実現します。インター・日本人学校への通学環境も整っており、子育て世代の在住外国人からの需要も安定しています。
AsiaPropでは、エカマイエリアの物件を価格帯・築年・間取りで絞り込んで検索できます。プロンポンやトンローの物件と比較しながら、コスパの良い物件を探してみてください。
AsiaPropでバンコクの物件を検索する → https://asiaprop.net/properties
※ 本記事の相場データはAsiaProp掲載物件(2026年6月10日集計)に基づく参考値です。市場全体の統計ではありません。為替レートは変動しますので、円換算は執筆時点(2026年6月)の目安としてご参照ください。