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バンコクコンドミニアム投資2026|利回りと注意点

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投資解説

バンコクコンドミニアム投資2026|利回りと注意点

バンコクのコンドミニアム投資を検討する日本人向けに、表面利回り5〜7%の根拠・AsiaProp実データによるエリア別相場・空室リスクと失敗を避ける注意点を数字で解説します。

バンコクコンドミニアム投資2026|利回りと注意点

Photo by Jakob Owens on Unsplash

「今が買い時なのか」を判断するには、まず価格トレンドを把握することが重要です。

バンコク不動産価格指数(2010年=100)

出典:Bank of Thailand / BIS / FRED

円建てで見たバンコク住宅価格(2021年Q2=100)

バーツ建ての価格上昇に加え、円安の影響で円建てではさらに63.7ポイント高く見える——日本の投資家が実際に負担する価格の推移です。

出典:BIS住宅価格指数(名目)× 為替(FRED EXTHUS/EXJPUS)から算出

バンコクのコンドミニアム投資に興味はあるものの、「本当に利益が出るのか」「空室になったらどうするのか」と不安を感じている方は多いはずです。結論から言えば、バンコクのコンドミニアム投資の表面利回りはおおむね5〜7%が目安で、日本の都心ワンルーム(おおむね3〜4%)と比べて高い水準にあります。ただしこの数字は、駅徒歩圏で賃貸需要が厚いエリア・相場に見合った価格・入居者に選ばれやすい間取りという3条件を満たした場合の前提付きです。

本記事では、投資初心者が最初に押さえるべき利回りの考え方・エリア別の相場感・空室リスクと注意点を、できるだけ正直に整理して解説します。

バンコク コンドミニアム投資の利回り|5〜7%の根拠

不動産投資の利回りには「表面利回り」と「実質利回り」の2種類があります。表面利回りは年間家賃収入を物件価格で割っただけの単純な数字、実質利回りは管理費・税金・空室期間などのコストを差し引いた、より現実に近い数字です。

バンコクの主要エリアでの目安は以下の通りです。JLLの調査(2025年)によると、バンコクの平均グロス利回りは6.05%とされ、この記事で紹介する5〜7%というレンジの根拠になっています。

  • 表面利回り:5〜7%(立地のよい中価格帯のコンドミニアムが中心)
  • 実質利回り:3.5〜5%(管理費〈CAM Fee〉・固定資産税・空室期間を差し引いた現実値)

たとえば500万バーツ(約2,000万円)の1ベッドルームを月25,000バーツ(約10万円)で貸した場合、年間家賃収入は30万バーツで表面利回りは6%。ここから管理費や空室分を引くと、実質では4〜5%程度に落ち着きます。価格帯別に試算すると、次のようになります。

物件価格想定月額家賃表面利回り想定実質利回り
300万バーツ18,000バーツ7.2%4.5〜5.0%
500万バーツ25,000バーツ6.0%4.0〜4.5%
1,000万バーツ45,000バーツ5.4%3.5〜4.0%

価格帯が上がるほど表面利回りは下がりやすい一方、賃貸需要が厚く空室が出にくいため、実質利回りとの差が縮まりやすい傾向があります。管理費の相場と仕組みはタイのコンドミニアム管理費ガイドで詳しく解説しています。日本と比べて高利回りに見えますが、「満室を前提にした表面利回りの数字だけで判断しない」ことが投資判断の第一歩です。

エリア別の相場感|価格と賃貸需要のバランスで選ぶ

結論から言うと、投資物件は「自分が住みたいか」ではなく「借り手がつきやすいか」で選びます。 バンコクで賃貸需要が安定しているのは、BTS・MRTの駅徒歩圏かつ外国人・駐在員に人気のエリアです。

AsiaPropの掲載物件データ(㎡単価算出可能な311件、2026年7月時点)では、エリアによって㎡単価の中央値に大きな差があります。

エリア㎡単価 中央値相場レンジ(P25〜P75)
プロンポン฿251,778฿176,885〜฿320,143
シーロム฿190,476฿101,974〜฿239,706
チャルーンクルン฿183,038฿122,055〜฿194,543
トンロー฿173,618฿148,854〜฿192,780
ラチャテーウィー฿168,708฿142,965〜฿238,653
スクンビット全体฿162,252฿137,808〜฿225,646
チャトゥチャック・パーク฿160,903฿147,209〜฿204,987
アソーク฿152,922฿138,366〜฿180,126

※これは市場統計としての相場の目安であり、特定物件の適正価格を示すものではありません。

スクンビット(アソーク〜プロンポン〜トンロー)

日本人・外国人駐在員の需要が最も厚く、空室リスクが低い王道エリアです。上表の通り㎡単価も高めですが、その分だけ賃貸付けが安定しやすく、1ベッドルームの目安は700万〜1,500万バーツ前後です。

ラチャダー・ラマ9周辺

新興のオフィス・商業エリアで、価格を抑えつつ利回りを狙いやすいゾーンです。1ベッドルームで300万〜600万バーツ程度から狙え、利回り重視の投資家に人気です。上表のエリアと比べると㎡単価は控えめで、その分だけ表面利回りが高く出やすい傾向があります。

アリー・サパンクワイ周辺

ローカルとおしゃれな雰囲気が共存し、近年人気上昇中のエリアです。中価格帯で長期の値上がりも期待しやすく、日本人コミュニティも一定数あるため生活面の安心感もあります。

一般に、高級エリアほど利回りは低め(4〜5%)で値上がり益(キャピタルゲイン)を狙う戦略、新興エリアほど利回りは高め(6〜7%)だが空室・価格変動リスクも大きい、という関係があります。将来的な売却まで見据えるなら、出口戦略の考え方もあわせて確認しておくと、購入時点から出口の見える物件を選びやすくなります。

空室リスクをどう抑えるか

海外不動産投資で最も軽視されがちなのが空室リスクです。家賃収入はあくまで「入居者がいる前提」の数字であり、年間1〜2ヶ月の空室は珍しくありません。

空室リスクを抑えるための実践的なポイントは次の通りです。

  • 駅徒歩5分以内を優先する:バンコクは暑く、徒歩圏かどうかが賃貸付けに直結します
  • ワンルームより1ベッドルームを選ぶ:駐在員カップル・単身赴任者の需要が安定します
  • フルファニッシュ(家具家電付き)で貸す:外国人入居者はほぼ家具付きを前提とします
  • 信頼できる管理会社に賃貸管理を委託する:入居者募集・トラブル対応・家賃回収を任せられます

利回りの数字を1%上げることより、「空室期間を1ヶ月減らす」ことの方が実質収益への影響が大きい、と覚えておくと判断を誤りにくくなります。

投資初心者が特に注意すべきポイント

① 外国人枠(Foreign Quota)のある物件か確認する タイのコンドミニアム法では、1棟あたり49%までしか外国人が完全所有(Freehold)できません。外国人枠が埋まっている物件は日本人名義で登記できないため、購入前に必ず枠の空きを確認します。詳しくは外国人所有ルール完全解説をご覧ください。

② オフプラン(竣工前販売)のリスクを理解する 新築の多くは竣工前に販売される「オフプラン」方式です。完成までの値上がり益が狙える一方、工事遅延やデベロッパーの資金繰り悪化による頓挫リスクもあります。実績のあるデベロッパーを選ぶことが大前提です。

③ 保有・売却にかかるコストを織り込む 購入時の各種税金、保有中の管理費・土地建物税、売却時の税金まで含めて収支を見ます。タイの保有コストは日本より安い傾向ですが、ゼロではありません。税金の詳細はタイ不動産の税金完全ガイドで確認できます。

④ 築年数を確認し、値崩れしにくい物件を選ぶ AsiaPropの掲載物件で築年が判明している169件のうち、91%(154件)が2007年以降の竣工で、2020年以降竣工の築浅物件が62%(105件)を占めます。築浅・新耐震基準の物件ほど入居者にも次の買い手にも選ばれやすく、賃貸付け・出口の両面で値崩れしにくい傾向があります。

投資に必要な初期資金はどれくらいか

物件価格に加えて、諸費用として物件価格の3〜5%程度を初期資金として見込んでおくのが目安です。 移転登記料や仲介手数料、送金コストなどが主な内訳になります。

たとえば500万バーツの物件であれば、諸費用の目安は15万〜25万バーツ(約68万〜113万円)です。ここに加えて、外国人がコンドミニアムを購入する際は外貨での送金(FET証明の取得)が必須になるため、送金手数料や為替コストも織り込んでおく必要があります。ローンについては、外国人向けの選択肢は限られますが、外国人向けの不動産ローンで条件を確認できます。多くの投資家は物件価格の全額を現金で用意するか、日本国内の資金を活用するかたちで購入しています。

よくある質問

Q. タイで外国人がコンドミニアムを所有できるのは? A. タイのコンドミニアム法では、1棟あたり49%まで外国人が完全所有(Freehold)できます。外国人枠が埋まっている物件は日本人名義で登記できないため、購入前に枠の空き状況を確認する必要があります。

Q. タイのコンドミニアムの利回りはどのくらい? A. JLL(2025年)の調査ではバンコクの平均グロス利回りは6.05%とされ、表面利回りでおおむね5〜7%が目安です。管理費や空室期間を差し引いた実質利回りは3.5〜5%程度に落ち着きます。

Q. 投資に必要な初期資金の目安は? A. 物件価格に加えて、諸費用として物件価格の3〜5%程度(移転登記料・仲介手数料・送金コスト等)を見込んでおくのが目安です。500万バーツの物件なら15万〜25万バーツ程度が諸費用の目安になります。

利回りの数字より「貸せる物件」を選ぶ

  • バンコクのコンドミニアム投資の表面利回りは5〜7%(JLL調査でグロス利回り6.05%)が目安だが、実質利回りは3.5〜5%程度に下がる
  • エリアによって㎡単価に大きな差があり、AsiaProp実データではプロンポンが中央値฿251,778と最も高い。高級エリアは低利回り・値上がり狙い、新興エリアは高利回り・リスク相応という傾向がある
  • 空室リスクを抑えるには駅徒歩5分以内・1ベッドルーム・フルファニッシュ・信頼できる管理会社への委託が有効
  • 外国人枠49%・オフプランリスク・保有売却コスト・築年数の4点は購入前に必ず確認する
  • 初期資金は物件価格に加え3〜5%程度の諸費用を見込んでおく

AsiaPropでは、バンコクの投資向けコンドミニアムを日本語でまとめて比較できます。まずはエリア別の相場感をつかむところから始めてみてください。

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