バンコクのコンドミニアム投資に興味はあるものの、「本当に利益が出るのか」「空室になったらどうするのか」と不安を感じている方は多いはずです。結論から言えば、バンコクのコンドミニアム投資の表面利回りはおおむね5〜7%が目安で、日本の都心ワンルーム(おおむね3〜4%)と比べて高い水準にあります。ただし、この数字は「適切なエリア・価格・物件タイプを選べば」という前提付きです。
本記事では、投資初心者が最初に押さえるべき利回りの考え方・エリア別の相場感・空室リスクと注意点を、できるだけ正直に整理して解説します。
バンコク コンドミニアム投資の利回り|5〜7%の根拠
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不動産投資の利回りには「表面利回り」と「実質利回り」の2種類があります。表面利回りは年間家賃収入を物件価格で割っただけの単純な数字、実質利回りは管理費・税金・空室期間などのコストを差し引いた、より現実に近い数字です。
バンコクの主要エリアでの目安は以下の通りです。
- 表面利回り:5〜7% — 立地のよい中価格帯のコンドミニアムが中心
- 実質利回り:3.5〜5% — 管理費(CAM Fee)・固定資産税・空室期間を差し引いた現実値
たとえば500万バーツ(約2,000万円)の1ベッドルームを月25,000バーツ(約10万円)で貸した場合、年間家賃収入は30万バーツで表面利回りは6%。ここから管理費や空室分を引くと、実質では4〜5%程度に落ち着きます。日本と比べて高利回りに見えますが、「満室を前提にした表面利回りの数字だけで判断しない」ことが投資判断の第一歩です。
エリア別の相場感|価格と賃貸需要のバランスで選ぶ
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投資物件は「自分が住みたいか」ではなく「借り手がつきやすいか」で選びます。バンコクで賃貸需要が安定しているのは、BTS・MRTの駅徒歩圏かつ外国人・駐在員に人気のエリアです。
スクンビット(アソーク〜プロンポン〜トンロー) 日本人・外国人駐在員の需要が最も厚く、空室リスクが低い王道エリア。価格は高めですが賃貸付けが安定します。1ベッドルームの目安は700万〜1,500万バーツ前後。
ラチャダー・ラマ9周辺 新興のオフィス・商業エリアで、価格を抑えつつ利回りを狙いやすいゾーン。1ベッドルームで300万〜600万バーツ程度から狙え、利回り重視の投資家に人気です。
アリー・サパンクワイ周辺 ローカルとおしゃれな雰囲気が共存し、近年人気上昇中。中価格帯で長期の値上がりも期待しやすいエリアです。
一般に、高級エリアほど利回りは低め(4〜5%)で値上がり益(キャピタルゲイン)を狙う戦略、新興エリアほど利回りは高め(6〜7%)だが空室・価格変動リスクも大きい、という関係があります。
空室リスクをどう抑えるか
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海外不動産投資で最も軽視されがちなのが空室リスクです。家賃収入はあくまで「入居者がいる前提」の数字であり、年間1〜2ヶ月の空室は珍しくありません。
空室リスクを抑えるための実践的なポイントは次の通りです。
- 駅徒歩5分以内を優先する — バンコクは暑く、徒歩圏かどうかが賃貸付けに直結します
- ワンルームより1ベッドルームを選ぶ — 駐在員カップル・単身赴任者の需要が安定
- フルファニッシュ(家具家電付き)で貸す — 外国人入居者はほぼ家具付きを前提とします
- 信頼できる管理会社に賃貸管理を委託する — 入居者募集・トラブル対応・家賃回収を任せられます
利回りの数字を1%上げることより、「空室期間を1ヶ月減らす」ことの方が実質収益への影響が大きい、と覚えておくと判断を誤りにくくなります。
投資初心者が特に注意すべき3つのポイント
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① 外国人枠(Foreign Quota)のある物件か確認する タイのコンドミニアム法では、1棟あたり49%までしか外国人が完全所有(Freehold)できません。外国人枠が埋まっている物件は日本人名義で登記できないため、購入前に必ず枠の空きを確認します。詳しくは外国人所有ルール完全解説をご覧ください。
② オフプラン(竣工前販売)のリスクを理解する 新築の多くは竣工前に販売される「オフプラン」方式です。完成までの値上がり益が狙える一方、工事遅延やデベロッパーの資金繰り悪化による頓挫リスクもあります。実績のあるデベロッパーを選ぶことが大前提です。
③ 保有・売却にかかるコストを織り込む 購入時の各種税金、保有中の管理費・土地建物税、売却時の税金まで含めて収支を見ます。タイの保有コストは日本より安い傾向ですが、ゼロではありません。税金の詳細はタイ不動産の税金完全ガイドで確認できます。
まとめ|利回りの数字より「貸せる物件」を選ぶ
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バンコクのコンドミニアム投資は、表面利回り5〜7%という日本より高い水準が魅力ですが、その数字は「適切なエリア・価格・物件タイプを選び、空室を抑えられた場合」に成立するものです。投資初心者ほど、利回りの高さに惹かれて新興エリアの安い物件に飛びつきがちですが、まずは賃貸需要が厚く空室リスクの低いエリアから検討するのが堅実です。
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