バンコクでコンドミニアムを探すと、竣工年による選択肢の違いに驚く方が多いはずです。結論から言うと、2020年以降竣工の「築浅」物件はエリアによって比率に大きな差があり、AsiaPropの掲載物件全体では2020年以降竣工が62%(105件)を占めます。 新しい耐震基準や設備を重視するなら、エリア選びの段階でこの比率を意識すると選択肢が広がります。2026年7月時点のエリア別データを整理します。
バンコクの築浅コンドミニアムはどのエリアに多いか
AsiaProp掲載物件の築年データでは、バンナー・チャルーンクルン・パヤータイ・ラチャテーウィーで2020年以降竣工の比率が100%と突出しています。 新興の再開発エリアほど、供給される物件そのものが築浅に偏る傾向があります。
| エリア | 2020年以降竣工の比率 | 判明件数 |
|---|---|---|
| バンナー | 100% | 7件 |
| チャルーンクルン | 100% | 7件 |
| パヤータイ | 100% | 4件 |
| ラチャテーウィー | 100% | 7件 |
| チャトゥチャック・パーク | 100% | 6件 |
| フワイクワン | 94% | 17件 |
| スクンビット全体 | 82% | 28件 |
| トンロー | 17% | 12件 |
| プロンポン | 20% | 15件 |
※判明件数が少ないエリアは参考値です。フワイクワン・スクンビット全体は判明件数が多く、比率の信頼性が比較的高い数値です。
一方、プロンポン(20%)やトンロー(17%)のように人気の高い成熟エリアでは、築浅物件の比率がむしろ低い傾向が見られます。これは、開発が早くから進んだエリアほど中古在庫の比率が高く、新規供給の余地が限られるためと考えられます。築浅を最優先するか、街の成熟度や利便性を優先するかは、トレードオフとして意識しておく必要があります。
2020年以降の物件はなぜ人気か
築浅物件は、より新しい耐震基準への対応と、現代のライフスタイルに合った設備の両面で選ばれやすくなっています。 買い手にも借り手にも安心感を与える要素です。
タイでは2007年に大幅な耐震基準の見直しが行われており、JLLなどの不動産調査会社も新基準対応物件への需要の高まりを継続的に報告しています。AsiaPropの掲載物件で築年が判明している169件のうち91%(154件)が2007年以降の竣工です。2020年以降竣工の物件はさらにその先の世代にあたり、設計・施工技術の面でも新しい基準が反映されています。耐震性を重視した選び方の詳細は地震に強いバンコクのコンドの選び方で解説しています。
設備面では、共用部にコワーキングスペースやフィットネスジムを備えるプロジェクトが増え、玄関の電子キーやアプリでの宅配ボックス管理など、入居後すぐに使える利便性の高い設備が標準化しつつあります。外国人入居者にも好まれやすく、賃貸付けの面でもプラスに働きやすい傾向があります。
築浅物件を選ぶ際の注意点
築浅物件は価格が相対的に高くなりやすく、プロジェクトによっては開発実績の少ないデベロッパーが手掛けているケースもあります。 新しさだけで判断せず、価格と実績の両方を確認することが大切です。
新興エリアの築浅物件は、成熟エリアの中古物件と比べて㎡単価が割安なケースもあれば、逆に新築プレミアムが乗って割高になるケースもあり、エリアとプロジェクトによって差があります。相場感はエリア別・駅別の㎡単価データで確認できます。また、オフプラン(竣工前販売)で購入する場合は、竣工遅延やデベロッパーの実績不足によるリスクもあるため、新築コンドミニアム購入時の注意点もあわせて確認しておくと安心です。
よくある質問
Q. バンコクの築浅コンドミニアムはどのエリアに多いですか? AsiaPropの掲載物件データでは、バンナー・チャルーンクルン・パヤータイ・ラチャテーウィー・チャトゥチャック・パークで2020年以降竣工の比率が100%と高くなっています。一方、プロンポンやトンローなど成熟エリアは比率が低めです。
Q. 2020年以降の物件はなぜ人気ですか? 2007年の耐震基準見直し以降、さらに新しい設計・施工技術が反映されていることに加え、コワーキングスペースや電子キーなど現代的な設備が標準化しつつあるためです。
Q. 築浅物件のデメリットはありますか? 価格が相対的に高くなりやすいこと、プロジェクトによっては開発実績の少ないデベロッパーが手掛けている場合があることが挙げられます。価格と実績の両方を確認することが重要です。
バンコク築浅コンドミニアムのポイント
- AsiaProp掲載物件全体で2020年以降竣工が62%(105件)を占め、エリアによって比率に大きな差がある
- バンナー・チャルーンクルン・パヤータイ・ラチャテーウィーは築浅比率100%。プロンポン・トンローなど成熟エリアは比率が低め
- 築浅物件は新しい耐震基準・現代的な設備の面で選ばれやすいが、価格やデベロッパー実績の確認も必要
- 耐震性を重視するなら地震に強い物件の選び方、価格帯を重視するならエリア別相場もあわせて確認したい
エリア選びで迷ったら、地震に強いバンコクのコンドの選び方やバンコク新築コンドミニアム購入の注意点の記事もあわせてご覧ください。
AsiaPropでバンコクの物件を検索する → https://asiaprop.net/properties