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地震に強いバンコクのコンドの選び方|4つのポイント

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地震に強いバンコクのコンドの選び方|4つのポイント

バンコクで地震に強い物件を選ぶ4つのポイントを解説。築年数(2007年基準)・施工会社・階数・エリア地盤傾向を、AsiaProp掲載物件データとともに紹介。

AsiaProp編集部·
地震に強いバンコクのコンドの選び方|4つのポイント

Photo by Waranont (Joe) on Unsplash

バンコクへの移住・不動産購入を検討するとき、「地震に強い物件かどうか」をどう判断すればいいのか、迷う方は多いはずです。

2025年3月のミャンマー地震は、バンコクでも揺れが感じられた初めてに近い体験でした。これを機に「自分が住もうとしているコンドは安全なのか」を真剣に考え始めた方は少なくないでしょう。

結論を先に言えば、見るべきポイントは「築年数・施工会社・階数・エリアの地盤傾向」の4点です。この記事では、それぞれの見極め方を具体的に解説します。

結論:2007年以降の物件を選ぶのが基本

まず最も重要な判断基準が「築年数」です。

2025年の地震後、タイ・コンドミニアム協会は公式声明で「2007年以降に建設されたすべての高層建築物は、地震対応の建築基準に従って設計・施工されている」と明示しました。逆に言えば、2006年以前に建てられた物件は、現在の耐震基準が適用されていない可能性があります。

2007年というのは、タイで建築基準に地震対策が組み込まれた節目の年です。この年以降の物件かどうかが、物件選びの最初のスクリーニングになります。

AsiaPropの掲載物件で見ると

AsiaPropの掲載物件のうち築年が判明している169件中154件(91%)が2007年以降の竣工です。

築年の分布はこのようになっています。

  • 2020年以降:105件(62%)
  • 2010〜2019年:37件(22%)
  • 2007〜2009年:12件(7%)
  • 2006年以前:15件(9%)

主なエリア別では、スクンビット・フワイクワン・チャルーンクルンが上位を占めます。

※築年が判明しているのは掲載物件459件のうち169件です(残りは情報元に未掲載)。各物件ページで竣工年を確認することをあわせておすすめします。なお2028年竣工の物件は現在建設中(竣工予定)です。

施工会社の実績を確認する

築年と並んで重要なのが、施工した建設会社の実績です。

2025年の地震で倒壊したのは建設中のビルでした。後の調査で「鉄筋の一部が品質基準に達していなかった」と指摘されたように、同じ2007年以降の物件でも、施工の質には差があります

確認のポイントは2つです。ひとつはデベロッパー(開発会社)の規模と実績。大手デベロッパーは品質管理が厳格で、過去の竣工実績も豊富です。バンコクではSansiri、AP Thailand、Pruksa、Origin Property、Anandaなどが代表的な大手です。ふたつめは施工会社(ゼネコン)の確認。可能であれば物件の施工会社を調べ、他の竣工済み物件での評判を確認しましょう。

階数:中〜高層階は揺れを強く感じやすい

「何階に住むか」も地震の観点では重要です。

2025年の地震の研究では、15〜25階建ての建物が「超長周期地震動」による共振の影響を特に受けやすかったことが確認されています。これは建物の固有振動数と地震の揺れの周期が一致する「共振」という現象で、高層階ほどゆっくりと大きく揺れます。

これは「高層物件は危険」ということではありません。構造設計の問題ではなく、揺れの体感の話です。ただし、揺れに敏感な方・乳幼児がいる家庭などは、低〜中層階(10階以下程度)を選ぶと体感上の安心感が高まります。

2025年の地震後、バンコクでは低層物件への問い合わせが増えたという報告もあります。低層物件の選択肢は、AsiaPropの物件一覧でタイプ別に絞り込んで確認できます。

エリアの地盤傾向を知っておく

バンコク全域が同じ地盤というわけではありません。

研究データによれば、軟弱な粘土層(バンコク・クレイ)はタイ湾に近い南部に向かって厚くなり、北部・西部では薄くなる傾向があります。粘土層が厚いほど地震の揺れが増幅されやすくなります。

ただし、これはあくまで大きな地域傾向の話です。「このエリアなら絶対安全」という断定はできません。エリアの地盤傾向は物件選びの「参考情報」として活用し、最終的には個別の物件の建物構造・築年・施工を確認することが重要です。

バンコクの地盤の詳しいメカニズムはなぜバンコクは地震で揺れるのかで解説しています。

物件選びの実用チェックリスト

以上をまとめると、地震の観点での物件チェックは次の4点です。

① 築年の確認(2007年以降か)

物件ページや仲介会社に竣工年を確認します。2007年以降であれば現行の耐震基準に対応した世代です。

② デベロッパー・施工会社の確認

大手デベロッパーの物件か、施工会社の評判はどうかを調べます。現地の日本語対応の不動産会社に相談すると、具体的な情報を得やすいです。

③ 階数の検討

揺れの体感を重視するなら低〜中層階(10階以下程度)が安心です。ただし眺望・価格とのバランスで判断してください。

④ エリアの地盤傾向の参考確認

南部(タイ湾寄り)ほど揺れやすい傾向がある程度の参考情報として把握しておきます。


地震の不安を持ちながら物件を探している方は、まずこの4点を物件選びの基準に加えてみてください。AsiaPropの物件一覧では築年や物件タイプで絞り込みができます。気になる物件があれば詳細ページで竣工年・エリア情報を確認してみましょう。

地震リスクの全体像はバンコク不動産の地震リスク完全ガイド、住み始めてからの保険・備えはタイの地震保険と災害への備えもあわせてご覧ください。


※ 本記事は、タイ・コンドミニアム協会公式声明・国内外の学術研究・報道をもとに作成しています。2026年6月時点の情報です。物件の安全性に関する最終的な判断は、個別物件の調査や専門家への確認をおすすめします。

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