バンコクへの移住を検討している日本人にとって、「どこに住むか」は最初の大きな決断です。バンコクは東西に広大で、エリアによって家賃・生活費・利便性・雰囲気がまったく異なります。
結論から言うと、初めてバンコクに移住する日本人には、スクンビットエリア(プロンポン〜トンロー周辺)が最も無難な選択肢です。ただし、生活スタイルや予算によっては他のエリアがより適している場合もあります。本記事では、主要エリアを5つに絞り、目的別・予算別に「住む場所」の選び方を解説します。
バンコク移住で住む場所を選ぶ3つの軸
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エリアを選ぶ前に、自分がどのタイプかを確認しておくことが重要です。バンコクで住む場所を選ぶ際の判断軸は大きく3つあります。
① 日本人コミュニティの濃さ
子どもの日本語教育・日本食・日本語対応の病院など、「日本と同じ生活水準」を求めるなら、日本人が集まるエリアを選ぶことが最優先です。代表格はスクンビットのプロンポン〜トンロー周辺で、バンコク在住日本人約7万人(外務省2024年統計)の多くが集中しています。
② 家賃・生活費のバランス
バンコクは「エリアで家賃が2〜3倍変わる」都市です。同じ広さのコンドミニアムでも、プロンポンは月4万〜7万バーツ、ラチャダーなら月1.5万〜3万バーツと大きな差があります。日本円換算でどの程度の住居費を許容できるかで、候補エリアは絞られます。
③ 交通アクセス(BTS/MRT沿線か否か)
バンコクは渋滞が激しく、BTS(スカイトレイン)かMRT(地下鉄)の沿線に住むことが快適な生活の前提条件です。駅徒歩10分以上になると移動の自由度が大きく下がるため、BTS/MRT駅から徒歩5分以内を基準に物件を探すことをおすすめします。
【エリア①】スクンビット|日本人移住の定番・迷ったらここ
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スクンビットはBTS Sukhumvit Line沿いに広がる、バンコク最大の外国人居住エリアです。日本人が最も多く、生活インフラが最も充実しています。
プロンポン駅周辺(Sukhumvit 24〜26付近)は、フジスーパー・Gourmet Market・日系クリニック・日本食レストランが徒歩圏内に揃う、いわば「バンコクの日本人村」です。トンロー(Sukhumvit 55)はプロンポンよりおしゃれで若いビジネスパーソン向け、エカマイ(Sukhumvit 63)は少し落ち着いた雰囲気でコスパが高いエリアです。
家賃の目安(1ベッドルーム・35〜55㎡):
- プロンポン:月35,000〜70,000バーツ(約14万〜28万円)
- トンロー:月30,000〜60,000バーツ(約12万〜24万円)
- エカマイ:月25,000〜45,000バーツ(約10万〜18万円)
こんな人に向いている:子どもの教育環境を重視するファミリー、初めてのバンコク移住、日本語環境を手放したくない方。
【エリア②】シーロム・サトーン|ビジネス拠点・落ち着いた大人向け
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シーロムとサトーンはバンコクのビジネス街で、外資系企業・大使館・金融機関が集積するエリアです。BTSシーロム線とMRTが交差し、交通アクセスは非常に良好です。
スクンビットに比べると日本人コミュニティは薄めですが、タニヤ通りには日系飲食店が多く、週末に足を運ぶ日本人も多い地域です。物件はサービスアパートメントや高層コンドミニアムが中心で、落ち着いた居住環境が魅力。外国人向けの住居が充実しており、英語が通じやすい環境です。
家賃の目安(1ベッドルーム):月25,000〜55,000バーツ(約10万〜22万円)。スクンビットと大差ないか、やや安い水準です。
こんな人に向いている:バンコクで働くビジネスパーソン(単身)、落ち着いた雰囲気を好む方、タイローカルの生活も楽しみたい方。
【エリア③】アソーク・ペッチャブリー|コスパ最強の利便性エリア
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アソーク(BTS Asok/MRT Sukhumvit)周辺は、スクンビットの中でも最もアクセスが良いエリアです。BTSとMRTの乗換駅で、スワンナプーム空港へのエアポートリンクにも乗り換えやすい立地です。ターミナル21などのショッピングモールが直結しており、日常の買い物に困りません。
ペッチャブリー(MRT Phetchaburi)はアソークから一本で移動できる穴場エリアで、アパートや古めのコンドミニアムが多く、家賃がぐっと下がります。タイ語での生活が増えますが、MRT1本でスクンビット・シーロムの両方へアクセスできる利便性は際立っています。
家賃の目安(1ベッドルーム):アソーク月30,000〜60,000バーツ、ペッチャブリー月15,000〜30,000バーツ(約6万〜12万円)。
こんな人に向いている:移動の多いビジネスパーソン、空港アクセスを重視する方、生活費をできるだけ抑えたい方。
【エリア④】ラチャダー・ラマ9世通り|コスパ重視の穴場エリア
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ラチャダー(MRT Thailand Cultural Centre/Huai Khwang)は、近年タイ人・外国人ともに注目度が高まっているエリアです。Central Plaza Grand Ramaなど大型商業施設が揃い、生活利便性は高い一方で、スクンビットに比べて家賃が大幅に安い点が魅力です。
日本人コミュニティはスクンビットより薄いですが、日本食レストランやカラオケなど日本人向け施設は一定数あります。タイ語が話せる・または現地の生活に溶け込みたい中・上級者移住者に人気が高まっています。MRTで10〜15分でシーロム・スクンビットへアクセスできます。
家賃の目安(1ベッドルーム):月15,000〜30,000バーツ(約6万〜12万円)。スクンビットの半額以下で同等の設備が手に入ることも。
こんな人に向いている:生活費を抑えたい方、タイローカルの生活も楽しみたい方、2〜3年以上の長期移住を考えている方。
エリア別比較表|バンコク移住の住む場所まとめ
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| エリア | 日本人コミュニティ | 家賃水準 | BTSアクセス | こんな人向け |
|---|---|---|---|---|
| スクンビット(プロンポン〜エカマイ) | ◎ 非常に濃い | 高め | ◎ | ファミリー・初移住 |
| シーロム・サトーン | △ やや薄い | 中程度 | ◎ | ビジネスパーソン(単身) |
| アソーク・ペッチャブリー | ○ 中程度 | 中〜安 | ◎ | 移動多い・コスパ重視 |
| ラチャダー・ラマ9世 | △ 薄い | 安い | ○ | 長期移住・生活費重視 |
移住先として「まず3〜6ヶ月住んでみる」段階では、日本語環境が整ったスクンビットからスタートし、生活に慣れたら予算・ライフスタイルに合ったエリアへ移るのが定番のルートです。バンコクはコンドミニアムの契約が短期(3ヶ月〜)から可能なことが多く、エリアを試しやすい点も移住先として魅力の一つです。
まずは現在の物件情報を確認することから始めてみてください。